膝は負担がかかりやすい関節

膝関節は日常生活でも負担がかかりやすい関節です。体重を支える関節であり、立ったりしゃがんだり、歩いたりする時など常に膝は使われています。
膝にかかる負荷は歩行時で体重の2~3倍、階段の昇り降りでは体重の7~8倍、ランニングでは10倍とも言われています。
そのため、膝に痛みを感じている方は多くいます。若い方ではオスグッド・シュラッター病、半月板損傷、高齢の方では変形性膝関節症などで膝の痛みに悩まされています。
膝に負担がかかる場面を理解する
膝はただでさえ負担がかかる関節です。そのため、ご自身の生活で膝に負担がかかる場面を知っておくことは大切です。普段から膝への負担を抑えておくことで、将来的に膝の病気にかかるリスクや膝の症状の悪化のリスクを減らせます。
しかし多くの方の場合、膝にとって負担のかかる体の使い方をしていても気付いていない方がほとんどです。バイオメカニクスを無視した体の使い方は、長い時間をかけて膝にストレスを蓄積し、痛みや変形を助長する要素になっています。
体を動かす際は全身が連動して動きます。膝への負担を確認する際も、膝のみの動きを追うのではなく股関節や体幹の使い方、足の向きやバランスの取り方など細かくチェックしていきます。
ご来院いただいた際には、実際に身体を動かす中で、今のご自身の膝にどのような負担がかかっているのか確認していただきます。
ご自身の状態を知っていただき、膝への負担がかかる場面、どのような動作に注意すれば膝のダメージを軽減できるのかなどをご理解いただくことで、着実に回復へと近づくことができます。
神経の働きを整えて、体の中から筋肉の緊張を緩和します。直接神経へのアプローチは痛みやしびれの軽減、体の動きの変化をすぐ体感することができます。